【重要】人が貯金する理由を解説!貯金するコツは「動機」を知ること【貯金の本質】
貯金をした方が良いのはわかるんだけど、欲しいものをついつい買ってしまって、貯金ができない、ということはありませんか?
僕も欲しいものがあると、Amazonや楽天などで買ってしまって、ついつい浪費してしまいがちでした。
でも、ちょっとした「貯金のコツ」や「貯金する理由」を知り、簡単に貯められるようになりました。
人は正しく動機付けできれば、大きく変わることができます。
そして、ちょっとしたことの積み重ねで、大きな成果を期待できるのも貯金です。
ぜひあなたも、全部はできなくても、1つだけでもあなたの生活に取り入れて、貯金を増やして、あなたの生活を豊かにして頂けたら幸いです!
それでは解説していきますね!
ライフサイクル動機
人は一般的に20歳前後から65歳くらいまでの45年間働きます。
でも、人の平均寿命は男性で約82歳、女性で88歳です。
働く期間は45年間しかないのに、寿命を迎えるまでに、老後にあと20年くらい、働かない期間が生まれてしまいます。
そのため、働ける年代の間に、老後の資金を貯めておこう、というのが「ライフサイクル動機」です。
老後2,000万円問題が、一時とても話題になっていましたね。
「年金+2000万円」を取り崩して生活していけば、生活水準は少し下がるかもしれないけど、平均寿命までは生活できる、という考えですね。
僕自身は、iDeCoや積立NISAを使って老後2,000万円問題をクリアしようと考えています。
投資動機
「投資のタネ銭を貯めたい」という動機です。
現在は超低金利の時代です。銀行に預けても金利が低すぎて、全然増えないですよね。
バブルの時は、銀行に預けているだけで7~8%の利息(1,000万円預けると、年間70~80万円の利子)があったので、銀行に預けてさえいれば良かったのです。
しかし、今はそれが期待できないので、年間5~10%くらいのリターンが期待できる「株式」や、1~5%くらいのリターンが期待できる「債券」、といった「投資」をするために、貯金をする人が増えているんです。
頭金動機
住宅購入、車を購入する、教育のため、「まとまった初期費用」を貯めるための動機が「頭金動機」です。
欲しいもののために、逆算して計画的に頭金を貯めることができる人というのは、経済的に困窮する可能性がとても低くなります。
「計画的にお金を貯める」というのは、なかなかできるものではないからですね。
予備的動機
「もしも」に備えてお金を貯めておこうという動機です。
具体的には、
✅病気で働けなくなってしまった時のため
✅会社をクビになってしまった時のため
✅災害で働けなくなった時のため
✅子供が医学部にいくようになった時のため
などがあがります。
この「予備的動機」に支配されている人も多いので注意が必要です。
「もしも」の不安は、考え出すとキリがないからです。
重大な病気になる確率は必ず0%ではないし、地震などの災害が起きない可能性も0%ではありません。
なので、不安が不安を呼び、お金を貯めても貯めても不安が取れず、予備的動機に支配されている人がいるんです。
僕の知り合いにも、「なんとなく何があるか不安なので、お金は貯めれるだけ貯める」って言って、節約ばっかりして、ほぼ何も使わないという人もいました。
重要なのは、自分の生活環境において、どんな「もしも」があって、それに対して、どのくらいの費用が必要なのか、どのくらいの確率なのか、ということを客観的にとらえ、数字で把握することが大事です。
例えば、ガンになる確率は2人に1人と言われているけど、、、
これらを客観的に数字を使って調べてみます。
※結論、今30代なら、100万円を貯蓄で貯めておけば、ガンになっても対応できるし、保険よりも現金の方が使い勝手が良いので、保険ではなく貯蓄で貯めることにしよう。
というように、数字を使って、客観的に考えると、少しずつ不安は減っていきます。
改善動機
「将来をより良くするために、現在を犠牲にして貯蓄する」これが「改善動機」です。
例えば、
✅子供が生まれたら、たくさんの習い事をさせてあげたい!だから今は節約する
✅いつか会社を辞めて、独立したい!そのため今は節約して貯金する
✅恋人ができたら、車を買ってドライブしたい!だから今は超節約する
忍耐強い日本人は、この「改善動機」が合う国民性かもしれません。
でも、ここで考えておかないといけないのは、
「貯金か借金か」というのは、「未来か現在か」という事でもあります。
「貯金」=「未来を良くするために、今を犠牲にして貯金する」
「借金」=「今を良くするために、未来を犠牲にして(未来に稼ぐお金)を使う」
今が積み重なって、未来になります。要は今と未来とのバランスが大事です。未来ばかりを見すぎて、今を犠牲にばかりするのもダメだし、今ばかりを見すぎて、未来を犠牲にするばかりもダメですよね。
自立動機
「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」
経済的に「自立」できるようにするために、お金を貯める動機です。
退職そのものが目的というわけではなく、自立心や自由、名声などから喜びを得ることが目的です。
❶利息などの「資産所得」だけで暮らせる状態とは?
例:月の生活費が30万円で、毎月の配当金が30万円
❷働かなくても、寿命まで生きていけるだけの資産がある状態とは?
例:年間500万円の生活費、平均寿命まであと30年、現在1億5千万円の資産を保有している。
遺贈動機
家族や友人、親戚や慈善団体などに残すお金を用意したいという動機。
自分の老後の目処が立つと、子供に、子供が苦労しないだけのお金を残してあげたい、と考えるものです。
お金を与えすぎると、強い者は弱くなり、弱い者はさらに弱くなります。
なので、この点を十分に注意できる親は、子供の器以上にお金を残そうとはしない一方で、慈善団体や応援したい人などに寄付をしたいという思いが強くなります。
自分が満たされると、他人のことを考えるのが人間という生き物です。
退蔵動機
退蔵(たいぞう)動機とは、「目的もなくお金を貯める」という動機です。「死蔵」と表現されることもあります。
特に何か欲しいものがあるワケでもなく、ただ貯金通帳の残高がただ増えていくことに達成感を覚える、「貯金マニア」の人たちがいます。
退蔵動機は、あまり役に立たず、ただ本人の達成感が得られるだけと考えますが、実は評判や権力が得られる、という側面もあります。
30代で貯金3,000万円ある、と聞くと、「凄い!」とか「お金持ちだな〜!」って思いますよね。「お金持ち」と認識されると、ホテルやレストラン、様々なところで大事にされる機会が増えるでしょう。
「認められる」ということ、いわゆる「承認欲求」は、人生の中でもとても重要な要素です。お金があるということで、周りから認められ承認欲求が満たされるという側面があります。
かといって、退蔵動機によって貯金が増えること、貯金の額が自分の価値と結びつけてしまいやすいので、注意も必要です。貯金の額と自分の価値とは、全く違いますからね。
貯金のコツ
最後に貯金のコツ、本質をお伝えしたいと思います!
貯金するノウハウは、日常の中で、今まであなたも色々見たり聞いたりしてきたことがあると思います。
例えば、家計簿をつけるとか、生活用と貯蓄用の銀行口座を分けるとか、、、
でも、いくらこういったノウハウを知っていたとしても、「なぜ貯めるのか?」というこの部分を認識していないと、人は頑張れないものです。
「自分には、どのような動機があって貯金したいと考えているのか?」
自分がどれとどれに当てはまるのか、まずは自分の動機を認識して、それから目的を持って貯金をする。
闇雲に、ただなんとなく貯金するのと、目的を持ってする貯金とでは、貯金できるスピードも、達成感も全く異なってきます。
「動機の強さ」が、目標達成するための重要なエネルギーになります!
具体的なノウハウも大事ですが、この貯金の本質を認識することこそ、貯金のコツです。
なのでぜひあなたも、どの動機が当てはまるのか考えてみましょう!
そうすれば確実に目標達成までの時間が短くなるはずですのでね^ ^
それでは次の記事でお会いしましょう!